イケおじのたしなみ|「おごり・おごられ問題」に、私の答え

夜の上品なレストランで会計伝票をさりげなく手に取り微笑む50代の日本人男性

若い人たちの間で「おごり・おごられ論争」が燃え続けているのをご存じでしょうか。デート代は割り勘か、男性が出すべきか――SNSで定期的に火がつく、あのテーマです。

今日は、40代・50代の私たちはどうするか、という話をします。先に結論を言うと、私は全部出すと決めています。ただし、最後にひとつだけ「出さない方がいい場面」があります。そこまで含めて、イケおじのたしなみです。

目次

若者の割り勘文化を、否定はしない

最初に言っておくと、割り勘を選ぶ若い世代を批判するつもりはありません。20代の同世代カップルなら収入も近く、対等に割るのは合理的な選択です。それはそれでいい。

ただ、私たちには私たちの流儀があります。年齢を重ねた男の振る舞いとして、デート代を「半分ずつね」と言うのは、どうにも格好がつかない。これは古いとか新しいとかではなく、たしなみの問題です。

「半分ずつ=対等」とは限らない――論理の話

感情論だけではありません。冷静に考えてみてください。

女性は出産でキャリアが中断されることがあり、月に一度の体調不良を抱えながら働いています。毎日の化粧の時間、お風呂上がりのメンテナンスの時間――「稼ぐこと」に使える時間が、男性より構造的に削られています。さらに出費の面でも、化粧品、美容、服のバリエーション。デートの場に立つまでにかかる経費が、男性よりはるかに多い。

つまり、同じ金額を「半分ずつ」払うことが、対等とは限らないのです。相手はすでに、見えないところでたくさん払っています。

「嬉しいから出す」――気持ちの話

もっとも、私が全部出す本当の理由は、論理ではありません。

そもそも、貴重な時間を使って自分とデートしてもらえる。それだけで嬉しい。だったら、相手の負担はできるだけ少ない方がいい――ただそれだけのことです。

実は今回、「おごってよかったと感じた瞬間はありますか?」と聞かれて、答えに詰まりました。思い出せないのです。当たり前すぎて、意識したことすらないから。たしなみとは、そういうものだと思います。息をするようにやっていることに、感動のエピソードは残りません。

ただし、「全部出す」が正解ではない場面がある

ここからが、この記事で一番お伝えしたいことです。

対等な関係でいたいと考えている女性は、すべてをこちらが出し続けると、窮屈に感じてしまいます。「いつも出してもらって申し訳ない」が積み重なると、その心苦しさが、関係の足かせになるのです。

だから私は、こう線を引いています。食事代や移動の費用は、当然こちらが持つ。でも、ぶらっと立ち寄ったカフェで「ここは出すよ」と言ってもらえたら――笑顔で「ありがとう」と受け取る。

これは経験から学んだことです。相手の「対等でいたい」という気持ちを受け取ることが、良い関係を続けるうえで、本当に大事でした。出すのがたしなみなら、気持ちよく受け取るのも、たしなみなのです。

今日からできる、3つのこと

  • デート代は「出す前提」で予算を組んでおく。その場で出すかどうか考えるから迷いが生まれます。先に決めてしまえば、迷いも、恩着せがましさも消えます。
  • 「ここは出すよ」と言われたら、素直に「ありがとう」と受け取る。断り続けることが誠意ではありません。相手の気持ちを受け取るのも器です。
  • 出したことを、覚えておかない。「あのとき出してあげた」が頭に残っているうちは、まだたしなみになっていません。忘れるくらいでちょうどいい。

まとめ

おごるのはたしなみ。受け取るのも、たしなみ。

金額の損得ではなく、相手の時間と気持ちへの感謝をどう形にするか、という話です。

――ところで、ここまで読んで「そんなの当たり前だ」と思ったあなた。おめでとうございます、あなたはもう、立派なイケおじです。

※あわせて読みたい:行きたくない飲み会は0点、大好きな人とのカフェ代は100点。お金の満足度を整える話素敵な女性の見分け方|「表情ハンター」になろうイケおじとは?40代・50代男性が抜け出す7つの条件

目次